コ キ ン 鳥


分  布  オーストラリア北部に分布。明るい草地で水辺の近くに生息する。
形  態  大きさは13cm程である。頭上から頸、翼、背部は緑色で、腰は水色。尾は黒く、中央の2枚は長く尖る。前頭から顔面は赤く、その周囲細い黒帯と喉に黒色斑があり、その外側を更に、水色の細い帯がとりまく。胸は紫色で、腹は濃黄色。下尾筒は白い。♀は同配色であるが、胸の紫は色が鈍く、頭部の赤色部も♂程鮮明ではない。嘴は先端が赤く、白いぼかし状である。フィンチの中では最華麗種のうちに入る。
飼養管理  充分飼養化されたフィンチではあるが、やや寒さに弱い。産卵等を考慮して庭箱飼いが適当である。庭箱は中型以上がよいが、あまり大きすぎると、保温上の問題もある。この鳥は又、低温や湿気が多いと、下痢を起こすことが多いので飼養に当たっては乾燥に気を配りたい。庭箱の中は清潔にしておき、底にはきれいな川砂を敷くとよい。
飼  料  フィンチ用配合飼料で飼う。シードを好む。粟玉はなるべく新鮮なものを与えてほしい。中濃度でよい。濃すぎると下痢の原因ともなる。ビタミン剤やミネラルの添加も効果がある。青菜やボレー粉は一般的な管理でよいが、青菜は必ずよく洗浄して与えるように。
繁  殖  庭箱中に胡錦用という大型のつぼ巣を与え、粟玉を与え発情を促す。初秋から産卵に入るが、交尾は巣中で行う事が多いので、必ず大型の巣を使用する。巣草は与えておけば自分で営巣する。1腹4〜6卵で、仮母十姉妹に預けるが、約1週間から10日程休んで、又産卵に入る。従って、親鳥1番に対し仮母十姉妹は5〜6番を用意し、次々に仮母に預けるよう準備しなければ、折角の種卵を無駄にすることとなる。抱卵期間は平均16日で孵化する。仮母には粟玉と青菜を切らさず与え、育雛させる。雛は25日程で巣立するが、その雛は夜間は仮母と一緒に巣にもどる。2週間位程たって、独立状態となるが、しばらくは同居させたほうがよい。仔わかは、早すぎると失敗することが多い。雛は翌年の夏に換羽を終了し、成鳥羽となるが、おそい巣立雛(3月以降)はその年換羽にかからず、雛毛で年を越すものもある。親鳥は冬期、室温が15℃を割ると産卵を中止するものもあり、注意が必要である。胡錦鳥には頭部が赤いものの外、黒色や、橙色のものもあるが、飼養は同様でよい。又体色の一部分が変色した鳥も知られている。
(原色飼鳥大鑑より)


≪赤 ノーマル≫
所有数 ♂1
(2008年2月現在)
≪黄 パステル≫
所有数 ♀1
(2008年2月現在)



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